親知らずについて
今回は親知らずの抜歯に関する症例です。
「親不知」の正式名称は第3大臼歯で智歯とも呼ばれます。名前の由来には諸説ありますが、昔は長生きをすることが難しい時代でしたから、親に知られることなく生えてくる歯であったため、「親不知」という名がついたとも言われています。
ちなみに英語表記は「wisdom tooth」で知恵がついてくる頃に生える歯という意味合いをもっています。
親知らずの抜歯に関する症例
今回は親知らずを抜歯した症例の紹介です。
右上8の親知らずを抜歯しました。親知らずは歯列の一番後ろにあり、歯列から外れて逸れてしまうことが多いです。なかなか歯ブラシを当てることが難しいですし、頬を噛んで傷つけてしまうこともあります。
さて、こんな親知らず、抜いたほうがよいのか、このままにしたほうがよいのか迷うことが多いと思います。
真っすぐに生えていて咬合に関与していればそのまま保存をしてよいと思いますが、大きい虫歯になっている親知らずや周りの歯肉が腫れたことのある親知らずについては、抜歯をお勧めすることが多いです。
今回は、やや歯列内から逸脱してしまっていること、手前の歯のセルフケアのし易い環境作りなどを考慮し抜歯を行う判断をしました。
抜歯をした歯がこちらになります。
根っこが3つに分かれており難しい親知らずの抜歯でしたがきちんと根の先まで取り除くことができました。
当院では様々な外科手術に対してCTによる術前の画像評価や、拡大視野の下での治療により安全に治療に取り組めるよう努力しております。持病を抱えていらっしゃる方の場合にはかかりつけ医と連携し治療を行います。
骨の奥深くに入り込んでしまっている親知らずの抜歯などは高次医療機関と連携し対応致します。
お口の中でお困りごとがありましたらお気軽に南仙台どうどう歯科クリニックまでご連絡下さい。